2008年12月から2009年12月まで、約1年にわたって
「ラジニjpニュース」の更新を休止していましたので
その期間のラジニ様の動きを、簡単にまとめて記載しておきます。
まず、ラジニ様最新作【ィエンディラン】ですが
撮影は順調に進んでおり、海外ロケやインド国内の他州でのロケを終えた後、
現在は主にチェンナイでの撮影が行われています。
先日も、チェンナイで建設中の高速道路の完成高架部分を使って
カーチェイスの場面が撮影され、ラジニ様を一目見ようと群集が殺到、
付近の道路が大渋滞となったようです。
シャンカール監督はじめ、撮影スタッフの情報ガードは堅く、
ストーリーはもちろん、スチール写真も一切公開されておらず、
1年前と比べても新しい情報はほとんどありません。
現在のところ、公開は2010年4月(タミル新年)が予定されており、
その1ヶ月ほど前に、ARラフマーン作曲のオーディオCDが発売される見込みです。
▲【ィエンディラン】は、サン・ピクチャーズとアインガラン社配給で
来年ポンガルにも公開予定。
ヒロインは元ミスワールド、アイシュワリヤ・ライ。
ラジニ様の長女、サウンダリヤ・ラジニカーントが監督・総指揮を務める
CGラジニ様主演・3Dアニメ映画【
スルタン ザ・ウォリヤー】は
完成・公開が遅れており、現在の情報では
【ィエンディラン】の後、2010年半ばの公開が有力です。
遅れの原因については、以下の3点が挙げられています。
・サウンダリヤの会社「
オーチャー・スタジオ」に、
ハリウッド映画のCG作成依頼が増えており、スタッフが多忙となっている
・サウンダリヤが、他のタミル映画のプロデュースに関わっており、
現在は2010年ポンガル(1月14日)公開の新作【ゴア】の
プロデュースで忙しい。
・タミル初の本格的長編フル3Dアニメ、ということで
より完成度を高めるため、当初予定より細かい作業を行っている
なお、当初は日本語を含む18言語での公開が予定されていましたが、
負担軽減のため、最終的には6言語ほどに絞られる見込みです。
▲ラジニ様長女・サウンダリヤ・ラジニカーント。オーチャー・スタジオ社代表。
【ィエンディラン】のCG制作も任されており、多忙な日々。
インド自体は、急速な経済発展や欧米化によって
ここ1年でも大きく変化を遂げています。
映画の世界も例外ではなく、都市部映画館のシネコン化によって
ハリウッド映画の公開も多くなったことや、
衛星放送の普及、映画以外の娯楽施設オープンなどにより
タミル映画の興行収入・観客動員数は伸び悩んでいます。
また、若い世代では特定の俳優を熱狂的に応援したりすることなく、
特にヒーローがいない、日常生活をベースとしたテレビドラマ的映画が
人気を集めるようになりました。
これまでのインド映画の「定番」とも言える
人間離れしたヒーローが主役で、勧善懲悪・喜怒哀楽が全て詰まったマサラ映画、
という作品では、だんだんとヒットが難しくなっています。
しかし、そんな中でも
ラジニ様自身の地位・人気は、1年前と全く変わっておりません。
他の俳優であれば、典型的な「マサラ映画」は人気が下降線であったとしても
主役がラジニ様であれば話は別です。
タミルの人々は現在、↑の2作品の公開を心待ちにしていて、
おそらく全員、ラジニ様がスーパーヒーローになる映画を期待しているのです。
時代は変化しようとも、変わらず人々に愛され続けるラジニ様。
一部の人々からは
「インド最後の、老若男女全てに愛されるスーパースター」
になるのではないか、と言われています。