2008.11.13 Thursday
★ディーパーヴァリに放送された【チャンドラムキ】高視聴率を記録
今年のディーパーヴァリ(10月27日)に
現地発衛星チャンネル・サンTVで特別放映された【チャンドラムキ】が、
衛星放送としては異例の超高視聴率を記録していたことが
ムンバイの信用できる視聴率調査会社「TAM・メディアリサーチ」
の発表で明らかになりました。
同社の発表によると、【チャンドラムキ】の個人視聴率(TRP)は
20.82%を記録。
この数字は、タミルの衛星チャンネルとしては驚くべき高数値です。
ディーパーヴァリ期間の2位は、同じくサンTVで特別放送された
カマラハッサン主演【ヴェッタイヤードゥ・ヴィライヤドゥ】ですが、
個人視聴率は11.29%と【チャンドラムキ】の半分ほどで、
いかに20.82%という数字が「お化け的」であるかわかります。
また【チャンドラムキ】と同時間にカレイニャールTVで放送された
”究極のスター”ことアジットクマール主演の【ビッラ2007】は、
【チャンドラムキ】に惨敗し個人視聴率は4.28%に留まりました。
【ビッラ2007】は、ラジニ様主演【ビッラ】(1980年公開)の
リメイク(作り変え)作品で、ヒロインが【チャンドラムキ】に出演のナヤンタラ
というともあり、対決が注目されたのですが
やはりラジニ様の力は絶大だったようです。
▲【ビッラ2007】の主演アジットクマールは、アルティメイト・スターの名で
熱狂的ファンも多く、「次のスーパースター候補」によく挙げられています。
ナヤンタラは、【チャンドラムキ】の時のイメージから大きく変わり
セクシーなビキニ姿を披露、現地男性の目を釘付けにしました。
この映画は、元々アミターブバッチャン主演の【ドン】が元作品で、
ラジニ様の【ビッラ】→シャールク主演【ドン】とリメイクを繰り返された
4作目の作品で、どの作品ともヒットしている人気のストーリーです。
2009年にはテルグ語版の【ビッラ】も公開される予定。
アジットとナヤンタラは、現在公開中の【エーガン】で再び共演しています。
※補足※サンTV(SunTV)とカレイニャールTV(kalaignarTV)
元々、現タミル与党DMKの直営的テレビ局だったサンTVが、
後継者争いなどによって分裂、DMK側はサンTVの社員の一部も取り込んで
カレイニャールTVを発足させました。
この2つのチャンネルは番組構成も似通っており、
相互に出演者の引き抜きなども横行、熾烈な視聴率争いを繰り広げています。
ニュース番組などは、長年のノウハウで勝るサンTVがまだ優勢ですが、
現政権与党直営チャンネル、という力を生かして
カレイニャールTVも勢力を拡大してきています。
視聴率が約束されるラジニ様関連放送では、特に両チャンネルの争いは熾烈で
【シヴァージ】の175日式典はDMK党首が出席したこともあり
カレイニャールTVが独占放送、
先日の「ラジニ様ファンとの交流集会」はサンTVが独占中継しました。
【クセーラン】公開当時はラジニ様に攻撃的だったサンTVが、
ここのところラジニ様に関連する放送を繰り返していることから、
「ラジニ様がDMKと距離を置き始めているのでは?」という見方もあります。
| チャンドラムキ(Chandramukhi) | 23:23 | - | - | - | - |